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【Column】家庭教師のハードルは決して高くない!~家庭教師の探し方「会社契約or個人契約?」~

「始めるまでは、家庭教師ってハードルが高いと思っていたんですよね。」

これは以前に指導に伺っていた私のお客様から出たお話です。
「家庭教師はハードルが高い?」・・・私はそんなことないとは思っているのですが、よくよく話を聞いてみると、そのお客様は私に依頼する前、ある家庭教師会社(そこそこ名の知れている会社でした)の説明を受けていたようで、その際に「驚くような金額を提案された」とのことでした。確かに会社ですから利益を出すために「派遣する先生の給料+α」の金額を設定しているので、ある程度の金額は仕方ないと思います。しかし、このお客様から聞いた金額は「えらい吹っ掛けているなぁ」という印象でした。

この『家庭教師はハードルが高い話』を聞いて、私は以前担当していた別のお客様から「家庭教師を利用している人が周りにいないから、どんなものなのかを最近聞かれます」、「個人契約の方が料金的に安いのはわかっているのだが、探すのが難しい」という2つの話を聞いたのを思い出しました。この類の話は私も家庭教師として活動するようになってからはよく耳にしますが、おそらくお客様からこのようなお話が出てくる原因は、「家庭教師に関する情報量が少ない」、つまり「家庭教師の探し方や比較するための材料や情報が少ない(もしくはない)」ことにあるのかなと考えます。

 

そこで今回は家庭教師に依頼するときに「ここだけは最低限知っていてほしい家庭教師の種類と探し方」についてお話します。

  

1.家庭教師の種類

家庭教師を依頼する方法としては大きく分けて、「家庭教師の会社に依頼(会社契約)」と「個人でやられている人に依頼(個人契約)」の2パターンとなります。ここは家庭教師に依頼しようとお考えの方は理解していると思いますが、そこでよく話として出てくるのが「会社契約or個人契約、どちらがいいのか?」問題です。この質問に対する私の答えは「どちらにもメリット・デメリットがあるので、そこを考えた上でお客様に合った方を選んでください」です。どちらを選んでも正しい使い方をすれば必ず効果はありますが、会社契約、個人契約どちらにもメリット・デメリットがあるのは事実ですから、お客様が何を優先するのかで選ぶ方が変わってきます。しかし、「家庭教師のハードルが高い」と思われている原因の一つに「会社契約と個人契約のメリット・デメリットを理解していないお客様が多い」のもあるかなと思っています。

 

では、次に家庭教師を探す時の「会社契約と個人契約のメリット・デメリット」についてお話します。

 

① 家庭教師の会社に依頼(会社契約)

 メリット :先生を探しやすい  デメリット:料金が割高

会社を利用する場合の最大のメリットは「先生の探しやすさ」です。家庭教師の会社は学生、社会人、プロと様々な方がいますので、要望を最初に伝えておけば、あとは会社の方で希望に沿った方を提案していただけます。また最初に提案して頂いた先生が生徒様に合わないときも交代が容易にでき、新しい先生との指導も条件さえ整えば、すぐに再開できます
その一方、デメリットとしてあるのが「料金が割高」という点です。この「料金」に関することが、家庭教師という学習方法のハードルを上げている一番の原因ではないかと考えています。冒頭でもお話しましたが「プロ教師を依頼しようとすると驚くような金額を提示された」という話を度々聞きます。もちろん良心的な値段でやっている会社もたくさんありますが、一部にそういった会社があるために「家庭教師って、お金持ちしかできないんだ」と思い込んでいるお客様もいるんじゃないのかなと思います。
また、会社契約で気を付けてなければいけないのが「最初に説明に来る人=そのご家庭で実際に指導をする人」ではないことです。基本的に会社から依頼された場合は事前に会社からお客様の状況を聞いた上で現場に行くのですが、現場に行ってみると「最初に会社からは〇〇と聞いていたんですが・・・」みたいな事が現場の先生とお客様との間に情報のギャップが生じる事があります(このギャップが生じる時は現場の先生側が会社からそういった情報を聞かされていないケースが多いかなと思います)。なので、会社契約で先生を依頼する場合は、現場に来る先生に状況や要望を再度お話をし、お互いに状況や要望を共有してから指導を開始するとよいでしょう

  

個人でやられている人に依頼(個人契約)

 メリット :料金が割安   デメリット:先生を探しにくい

個人契約で家庭教師をつける場合の最大のメリットは「料金が割安」という点です。特にプロ教師に依頼したいと考えたときは会社を経由するよりも個人契約で依頼した方が断然安いと思われます。今「思われます」と言いましたが、そう発言した理由は「人によって値段設定が違う」からです。ただ、私はある家庭教師の会社に在籍していた経験から考えると、会社経由でプロ教師に依頼すると少なく見積もっても個人契約の1.5倍~2倍、会社によってはもっとかかるでしょう。
しかし、個人やっている先生は「探しにくい」というのがデメリットとしてあります。以前、ある会社経由で仕事の依頼があったお宅でも「本当は個人契約でやってくれる先生を探そうとしたんだけど、どう探していいかわからなかったから会社を利用した」というお話を頂いたことがあります。確かに知り合いでやられている方がいるとまだ探しやすいのでしょうが、個人でやられている人は大手の会社のように大々的に広告を出していない人がほとんどなので、イチから探すのは大変だと思われます。また、何らかの理由で先生を変えようとした場合は再度イチから探す必要があるので、新しい先生との指導再開に時間を要する場合があります。ただ、今はネットで検索すれば「個人契約で先生を斡旋して頂けるサイト」もいくつかありますし、私のように「ホームページを持っている先生」もいますので、一昔前よりかは探しやすくはなってはいるとは思います。興味のある方は色々と検索してみてください。

  

2.家庭教師の探し方

まずは身の回りの方で家庭教師を利用している方がいれば、その方から紹介して頂くのがよいかと思います。会社契約で依頼している方でしたらその会社を聞いてみる、個人契約で依頼している方でしたら、既に利用されているお客様に「紹介してほしい」とお願いしてみるとよいです。それで紹介して頂けるようでしたら、直接連絡を取ってみてください。もし周りにそういった方がいない場合は、今はインターネットが一昔前よりも発達していますので、検索してみるとよいでしょう。会社契約をお考えでしたら気になる会社を、個人契約で探したいという方も今は個人契約で募集を変えているサイトもありますし、私のように個人でホームページを持っている家庭教師もいますので、「家庭教師 個人契約 お住まいの地区」みたいな感じで検索すれば、何件かヒットすると思います。ただし、どちらのケースで家庭教師を依頼するにしても、「面談と生徒様を実際に指導する予定である家庭教師による30分~1時間程度の体験指導」を必ずお願いしてください。一度、指導をしてもらった上で継続の判断をしたほうが絶対にいいですので、ここは必ずお願いしましょう。

 

家庭教師と言っても色々あります。ただ、私が皆様に今回お伝えしたいのは「会社契約よりも個人契約が優れている」とか「会社契約よりも個人契約が劣っている」といったことではありません。皆様には「会社契約、個人契約それぞれにメリット・デメリットがある」ので、そういった点を考慮した上でベストな家庭教師を探してほしいという事です。
その上で、皆様が家庭教師を利用したいと考えたときの選択肢の一つに『プロ家庭教師Isshiy』も候補に挙げて頂けると幸いです。

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